Dr.丸尾
基本的には成人であれば、誰でも治療を受けることができます。
ただし、重大な全身疾患がある場合は、事前に担当医に相談することをお勧めします。
Dr.丸尾
歯科の統計データをご紹介します。インプラントは、10年後には90~95%の確率で残っています。
一方、ブリッジは10年後に30~35%の確率で残っているとされています。
ブリッジがダメになる原因のほとんどは、支えとなっている歯が悪化して抜歯になることです。
Dr.丸尾
CTスキャンでは、骨や歯の状態を3Dで確認でき、正確な距離を測定することができます。
骨の厚みや角度、神経の位置などを事前に詳細に計測することで、安全にインプラント治療を行うことができます。
Dr.丸尾
歯周病の進行具合によりますが、インプラント治療は可能です。
ただし、まずは歯周病の検査を行い、しっかりと治療を終わらせることが必要です。
また、噛み合わせのバランス調整や、治療後のメンテナンスを続けて、インプラントを長持ちさせるための取り組みも大切です。
Dr.丸尾
基本的には、虫歯や歯周病治療も行っている歯科医院をお勧めします。
理由は、インプラント治療は単に抜けた歯の部分にインプラントを入れるだけでなく、残っている歯の歯周病や噛み合わせの問題も考慮して治療計画を立てる必要があるからです。
そのため、虫歯や歯周病、噛み合わせ、メンテナンスなどすべてを見てくれるかかりつけの歯科医院での治療が最適です。
もしかかりつけの歯科医院でインプラント治療が行えない場合は、紹介を受けてインプラント専門医院で治療を受けることをお勧めします。
Dr.丸尾
インプラント治療でのリスクは3つあります。
1 インプラントと骨が結合しないリスク
工業製品とは異なり、人間の身体は個々に異なる反応を示します。そのため、約100人に1人程度の確率でトラブルが起こることがあります。
しかし、その場合でもインプラントのメーカーを変えるなどの対処をすれば、ほとんどのケースで問題なく結合しますので、ご安心ください。
2 神経を傷つけるリスク
顎の骨内に通っている神経を傷つけるリスクはありますが、事前にCT撮影を行い、三次元的に神経との距離を正確に計測した上で治療計画を立てれば、特に心配はありません。
また、削りすぎを防ぐためのストッパーも当院では使用しており、安全性を確保しています。
3 歯周病でインプラントが抜けるリスク
細菌(歯垢)の影響で、支えとなる歯ぐきや骨が弱くなることがあります。
つまり、インプラント治療だけでなく、残っている歯の歯周病のチェックや治療も非常に重要です。
Dr.丸尾
最も大きな違いは、前後の歯の寿命に影響を与えることです。
ブリッジは、抜けた部分の前後の歯を大きな虫歯がある場合と同程度まで削る必要があります。
また、抜けた歯の代わりに前後の歯がその力を支えるため、ブリッジの支えとなる歯には常に1.5倍の力がかかっています。
1)ブリッジ
2)歯を大きく削る+支えの歯に1.5倍の力がかかる
3)前後の歯の寿命が著しく減る
ブリッジの支えの歯は、データでは10年以内に68%が抜歯になります。
Dr.丸尾
口臭の原因がお口の中の病気(主に歯周病)という場合は、しっかりとした歯周病の治療が必要だったり、正しい歯ブラシの当て方、ケアのタイミング、ケアの仕方など、詳しく・細かく伝えるべきことがたくさんあります。
一度、歯医者さんで歯周病の検査をされてから治療を行われることをお勧めします。
Dr.丸尾
基本的には使い続けられます。
ただ、使っていく中で被せ物(人工歯)が壊れたり、インプラントが埋まっている歯ぐきが歯周病になる(インプラント周囲炎)こともありますので、正しいセルフケアの実践はもちろん、歯科医院でのメンテナンスをしたりなどの定期的なチェックを必ず受けましょう。
Dr.丸尾
明確な年齢制限はありませんが、お子さんの場合は今後の骨や顎の成長に関わってくるので、成長期の子供は避けることをお勧めします。