寝起きに口臭が強くなってしまう原因はわかりましたか?
先ほども少し説明したように、口臭の原因はこれだけではありません。
まず虫歯や歯周病が進行してしまっている場合、虫歯は細菌の住処になっていますし、歯周病が進行してしまっている場合はポケットのなかに汚れやプラークがたまってしまいます。
特に深くなってしまったポケットの中は、歯ブラシでは汚れが取れない場所でもあり、空気も入らない場所なので日中でも細菌が活動しやすい環境になっているため口臭が発生しやすくなります。
これらがあると、例え歯磨きを毎日一生懸命頑張っていても口臭は改善されません。
また、夜寝ている時だけでなく、日中から口が乾きやすい、唾液が出にくいドライマウス症候群の方もいます。
ドライマウス症候群だと日頃から唾液が出にくいため、口臭も発生しやすくなってしまいます。
ドライマウス症候群の方ではなくても、緊張したり、カフェインのあるものを摂取する、タバコを吸う、あまりものを噛んで食べない、なども唾液を出にくくする原因となります。
気になっている人は気をつけてみてください。
また、唾液は自律神経によって調節されています。
自律神経はストレスなどにより大きく働きが左右されます。
ストレスを感じている時や寝不足の時、生活習慣が乱れている時などは唾液の分泌が減ることがあるので注意しましょう。
これらは寝起きの口臭を助長させますが、寝起きではなくても口臭が強くなってしまう原因にもなるものです。
当てはまることがある人は、もしかしたら周りの人に臭い!と思われているかもしれません。
少し意識して変えてみましょう!
寝起きの口臭はどうしても出てしまいます。
ですが、少し気をつけることでその臭いは軽減させることができます。
一番は大切なのは寝る前の歯ブラシをしっかりと行うことです。
食べかすやプラークなど、細菌の栄養源となるものをなくすことで細菌の働きを抑えることができます。
食べた後の歯磨きは大切だと言われていますが、寝る前の歯ブラシが一番大切になってきます。
全部の歯に歯ブラシを当てるのはもちろんですが、歯と歯茎の境目に歯ブラシを当て、歯茎をマッサージするように磨きましょう。
そして歯ブラシはなるべく細かく動かすことが大切でそれによって歯と歯の間の汚れを落とすことができます。
しっかり磨くとなるとだいたい4分〜5分かかると思います。
1,2分でささっとやって終わらせている人は注意しましょう。
それから、できれば歯ブラシだけではなく、デンタルフロスも使うことをお勧めします。
歯と歯の間の汚れはどうしても歯ブラシだけでは落とすことができません。
毎日できると一番いいですが、2,3日に1度でも効果はありますのでぜひ使ってみてください。
それ以外に口臭を軽減させる方法としては、口を開けて寝ている人に効果的なのは口にテープを貼って物理的に口を閉じて寝ることです。
寝てる時は無意識なので口を閉じようと思っても自分でコントロールすることができません。
それなので口にテープを貼るのが効果的です。
口呼吸は、口の中が乾燥するだけではなく、風邪をひきやすくなってしまったり、アレルギーになりやすくなってしまったりします。
口臭以外にもプラスになることがあるので気になっている人はぜひ実践してみてください。
また、舌苔といって舌の表面についている汚れも口臭の原因になります。
舌専用の歯ブラシで磨くと舌を傷つけずに落とせることができるので、こちらも気になっている場合はやってみるといいでしょう。
そして当たり前ですが、虫歯や歯周病はしっかり治さなければ汚れがしっかり落とせていてもあまり意味がなくなってしまいます。
定期的に歯科医院に行って予防する、進行させないということが大切です。
以上、寝起きの口臭について病的なものを説明してきましたが、もちろんニンニクや、ネギ、お酒など臭いのキツイ食べ物を食べたとき、飲んだときも寝起きの口臭は発生します。
それは自分で気をつけるしかないので、もし翌日口臭を抑えたいときは摂取しないように注意しましょう。
また、口臭は口の中が原因のことがほとんどですが、稀に内臓の病気により口臭が発生することもあります。
他人からは全く口臭がしないのに自分では気になっている、仮性口臭という場合もあります。
最近では薬局でどれくらいの口臭があるのかを測るものも売っていますので気になる方はやってみるといいと思います。
また、何をやっても効果がない場合は、歯科医院に行き、先生に相談してみてください。
やはり、専門的な知識があることによって解決することもあります。
口臭は自分だけの問題ではなく、周りの人も不快にさせてしまいます。
みんなで気持ち良く過ごせるようにしましょう。