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前歯の神経を抜くことで起きる問題、治療法②

3.抜いた時の治療法

神経を抜いて黒くなってきてそれを治したい場合、一般的には被せ物をします。

 

被せ物はいわゆる差し歯のことです。

この治療をするにはメリットとデメリットがあります。

 

メリット

  • 期間を短く終わらせることができる
  • 物よっては*とても自然に見える被せ物をすることができる

 

デメリット

  • 歯を削らなければいけない
  • 物によっては*治療した後も黒くなったり、不自然になったりしてしまう場合が有る

 

*の物によってはというのは、大事なところなので次の記事で詳しく説明していきたいと思います。

 

神経がなくなった歯は先ほども書きましたが、虫歯になっても痛みが出ません。

削った歯はもう戻ることはなく、また、歯が薄くなればなるほど割れたり折れたりする確率も高くなってきます。

 

割れたり折れたりする場合は、歯を抜くことになってしまい、そうするとブリッジやインプラントを考えなければいけなくなります。

 

ブリッジの場合は両隣の歯がしっかりしていなければいけなく、そして両方の歯を削らなければいけません。

そしてインプラントの場合は顎の骨を削ってそこに人工の歯となるものを入れる手術をします。顎の骨の状態によっては必ずできるものでもありませんし、安価でできるものでもありません。

 

今後のことを考えるとなるべく削らずに残しておきたいところです。

 

あまり一般的ではありませんが、削らない方法もあります。

それはホワイトニングをすることです。

 

削らないのだったらそっちの方がいいのではないか?と思う方も多いと思いますが、ホワイトニングにはまた別のデメリットがあります。

それは期間がかかってしまう、後戻りする場合があるので定期的に行かなければいけない場合があるということです。

 

普通のホワイトニングだと効果がないわけではありませんが、白くなりにくいため、歯科医院で詰め物を取り、神経があった通路にホワイトニングの薬剤を入れるという方法になります。

1週間ごとで薬剤を入れ替えて自分の希望の白さまでやっていきます。

そして普通のホワイトニングでもそうなのですが、白くなった後だんだんと色が戻ってしまい、そのことを後戻りといいます。

白くなるスピードや後戻りのスピードは人それぞれのためはっきり言えませんが、1回では終わらないのでそこは注意が必要です。

 

それぞれの治療でメリット、デメリットがあるので、よく考えた上で自分に合う方を選択してください。

 

4.被せ物をする場合の注意点

 

被せ物をする場合気をつけなければならないことがあります。

 

被せ物に金属を使うとまた見た目に問題が出てくることです。

 

被せ物をする時には土台となるものを歯の中心に入れ、その上から被せ物をします。

その土台と被せ物の種類なのですが、大きく分けるとそれぞれ金属を使うものと使わないものがあります。

保険負担の場合は両方とも金属となり、自己負担でも金属があるものとないものの両方があります。

 

なぜ金属を使わない方がいいのかというと、金属は白に透けてしまうため少し黒っぽくなってしまったり、歯茎の色も黒ずんできてしまったりする場合があります。

 

そうすると歯が黒っぽくて治療をしたのに元も子もないですよね。

金属じゃないものだと自己負担になるため金額は大きく変わってしまいます。

ただ、保険の場合は表の白い部分も透明感がなく、色もそこまで厳密に他の歯に合わせられません。

それに対して自己負担の場合はグレードもありますが、他の色に合わせることができ、透明感もあるので違和感も少なくなってきます。

 

そして、その治療をする際に被せ物をする部分の歯茎をきれいに(炎症などがない状態に)しなければならないのですが、保険で行う場合はそこまでやってくれない歯医者が多いです。

 

歯茎に炎症がある場合だと形態的に腫れるのですが、それが引き締まってくると土台の部分や、被せ物の淵が見えてきてしまう場合があります。

その時に金属を使っていると、金属が出て目立ってしまうのです。

また歯茎は年齢とともに退縮してしまうので、少しずつにしろ見えてくる場合が多いのです。

 

また特に保険診療で使う金属は、いろいろな種類の金属の複合体でできています

例えば金属アレルギーは、口腔内の金属が原因で手足に湿疹ができることもあるのでそういった面でも考えてみるといいと思います。

 

5.最後に

前歯の神経を抜くことで起こってくる問題、治療方法などは理解できたでしょうか?

 

読んでいただければわかるように、神経を取るとどんどん悪循環になってしまうので、神経があるに越したことはありません。

 

どうしてももう残せない場合は神経を取るしかないのですが、残しておけるのであれば様子を見てみることが大切です。

 

ですが、残念ながら歯科医院によってはすぐ神経を取る治療をするところもあれば、特に説明もなく取ってしまうところもあるそうです。

 

そして先生によっては、神経の治療は不確実な部分もあり取った方がいいという先生もいます。特に海外ではこの考えが多いそうです。

 

この辺は先生の考え方の違いなのですが、神経を取ってしまったら元に戻すことができません。

そして取ろうと思えばいつでも取ることができるので、なるべく残せる道を探してみてからでもいいのではないかと思います。

 

もし通っている歯科医院で不安や疑問に思うことがある場合はセカンドオピニオンで違う歯科医院に相談してみるのもいいと思います。

 

この辺は知識がないと難しい所ですが、なるべく相談に乗ってくれる、質問したらしっかり返してくれる、信頼できる先生の元で納得のいく治療をしましょう。

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