「手や足に湿疹ができやすい……。」
「口内炎を繰り返している……。」
このような症状が出ていると金属アレルギーの可能性があります。
金属アレルギーはアクセサリーでも発症し、その部分が腫れるなどの症状が出ますが、それ以外にも金属アレルギーになる可能性があります。
そこで今回は食べ物と金属アレルギーの関連性についてご紹介します。
【金属アレルギーの可能性がある食品とは】
金属アレルギーの可能性がある食品の成分は「ニッケル」「コバルト」「クロム」などがあります。
量はごく微量ですが、これらの成分は食品の中にも含まれています。
ニッケル(1日の必要摂取量 50~80μg)100gあたりの含有量
・ナッツ類
ココナッツ(1400μg)
ピーナッツ(820μg)
・豆類
きなこ(1000μg)
大豆(520μg)
・飲料
抹茶(740μg)
煎茶(650μg)
クロム(1日の必要摂取量 30μg)100gあたりの含有量
・藻類
あおのり(480μg)
干しひじき(270μg)
・調味料
セイジ(230μg)
タイム(220μg)
このように、食品の成分の中には金属が含まれています。
普段口にする機会も多い食べ物なので、金属アレルギーの症状がある方は頻繁に摂取していなか確認しましょう。
【お口の中の金属が金属アレルギーの原因になっていることも】
むし歯治療をした時に銀歯を入れた方も多いのではないでしょうか。
保険の被せ物の場合、条件が揃えば全体的な白い被せ物にできる場合もありますが、銀歯が適用になる方も少なくありません。
この銀歯は経年変化で少しずつ銀イオンが溶け出してしまうので、いつの間にか金属アレルギーを引き起こしていることも。
頬など、金属が当たる部分に金属アレルギーの症状が出る場合には、原因を特定しやすいですが、手足などに症状が出る場合には金属アレルギーの特定が難しくなります。
金属アレルギーは銀イオンの成分が血液を通って全身にめぐるので、汗をかきやすい手足に症状が出やすくなります、
また、今まで金属アレルギーではない方でも、ある日突然金属アレルギーになるので気をつけましょう。
【金属アレルギーを調べるには】
金属アレルギーの可能性が気になる方は皮膚科でアレルギーテストを行いましょう。
血液検査をしてアレルギーを調べることができます。
そのほかにはパッチテストをして金属にアレルギー症状が出ないかを確認します。
【銀歯以外の治療の選択肢】
保険の適用範囲の中にはありませんが、セラミックの素材を使用すると、金属アレルギーのリスクがありません。
セラミックの素材は、金属を一切使用せず、経年変化による黄ばみや歯ぐきの黒ずみもありません。
また、透明感があり、自然な色味を再現できるので審美性が高くなります。
セラミックは保険が適用になりませんが、メリットも多い素材なので、選択する方が増えています。
金属アレルギーが気になる方ももちろんおすすめですが、銀歯のギラギラした見ためが気になる方にも対応ができます。
今入っている銀歯を取り外して、新しく型取りをし、白いセラミックの被せ物をします。
むし歯や歯周病の治療だけでなく、今気になっている部分もご相談いただくと対応できる場合がありますのでお気軽にご相談ください。
【まとめ】
金属アレルギーは食品の中にも微量含まれていて、その食品を摂取し過ぎるとアレルギー症状が出る場合があります。
また、食品以外にもアレルギー反応が出る場合があり、銀歯でも金属アレルギーになる場合があります。
そのため、金属アレルギーのリスクにないセラミックの被せ物がおすすめです。
保険が適用にはなりませんが、見た目も自然で歯ぐきが黒ずむ心配もありません。
今ある銀歯もセラミックに変更できるので、銀歯がきになりましたらお気軽にご相談ください。