「インビザラインをしてきちんと歯並びがキレイになるの……。」
矯正治療は、ほとんどの方が初めての経験なので、不安や気になることがある方もいるのではないでしょうか。
インビザラインは世界中で広く行われているマウスピースシェアNO1の矯正システムです。
ただし、取り外しができるメリットがありますが、その分患者さまの自己管理が必要な矯正方法で、決められた時間マウスピースを装着しないと適切な効果が得られない場合があります。
そこで今回は、インビザラインで後悔した原因と対策までお伝えします。
原因1 歯周病やむし歯になってしまった
インビザラインは取り外しができるので、食事の際はマウスピースを取り外して食べられますが、食後は歯を磨いてキレイになった状態でマウスピースを装着する必要があります。
きちんと歯磨きをしないままマウスピースをしてしまうと、汚れがマウスピースの中で増殖してむし歯や歯周病になってしまうことも。
歯周病やむし歯になると、その治療を先に行う必要がありますが、むし歯治療で歯を削った場合にはマウスピースが合わなくなる可能性があります。
インビザラインは最初の型取りですべてのマウスピースを製作するので、治療した後のマウスピースを作りなおさなくてはいけません。
新しくマウスピースを製作している間の期間治療が長引いたり、余計な費用がかかったりする場合があります。
対策
マウスピースをつける前は、きちんと歯磨きをして汚れを落としましょう。
汚れが残っていると歯周病菌やむし歯菌が増えて、歯周病やむし歯のリスクが高まります。
原因2 希望の治療期間ではなかった
インビザラインは、マウスピースの取り外しができるので「歯磨き」「食事中」は今まで通り歯磨きや食事を行うことができます。
ただし、取り外しは自分で行うので、自己管理が必要で1日20時間以上のマウスピースの装着が推奨されています。
対策
治療計画よりも治療期間がかかってしまっている場合には「決められた時間マウスピースをつけていないこと」が考えられます。
マウスピース矯正は、取り外しができるので、「歯磨き」や「食事」の時には今まで通りできるメリットがありますが、その分自己管理が大切です。
「ちょっとの間……。」とマウスピースを外している時間が増えてしまうと治療計画通りに歯が動かずに治療期間が長くなってしまいます。
そのため、自己管理が難しいと思う方は、自己管理の必要が少ないワイヤー矯正もありますので、それぞれのメリット・デメリットを比較した上で治療方法を決定しましょう。
原因3 歯並びが整ったのに、後戻りしてしまった
矯正で歯並びが整ったばかりの時はまだ歯が完全に定着しているわけではありません。
この時期は元に戻ろうとする力が働くので、キレイな歯並びを維持するために「リテーナー」という保定装置を使用します。
後戻りをしてしまった原因として考えられるのが、リテーナーを決められた時間装着していないことです。
対策
「矯正期間」と同様に「保定期間」も整った歯並びのための大切なステップです。
歯並びが定着してくると、リテーナーの時間は少しずつ減っていき、就寝中だけなどになります。
この期間にきちんとリテーナーを装着することで仕上がりにも影響がありますので、決められた時間きちんとリテーナーを装着しましょう。
【まとめ】
インビザラインはメリットの多い矯正ですが、正しくマウスピースやリテーナーを使用しないと適切な効果が得られない場合があります。
インビザラインは患者さまの協力が大切なので、ご一緒にインビザラインで歯並びを整えましょう。